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ウサギの飼い方

近年、ウサギを家族の一員として家庭で飼われる方が大変多くなりました。ウサギは愛情を注いで飼いますととてもよくなつきますし、コンパニオンアニマルとして適した動物だといえるでしょう。しかし残念なことに、飼い主さんの認識不足による不適切な食餌や不適切な環境などの管理の誤りが病気の原因になることが多いのが現状です。そうならないためにも、基本的な知識を学び健康で快適な生活が送れるようにしてあげましょう。

うさぎ うさぎの選び方

まずは食欲旺盛で動作が活発な元気な子を選びましょう。一見元気そうに見えても鼻水が出ていて鼻の周りや口元がぬれていたり、下痢をしていてお尻が汚れている場合は病気にかかっているサインです。ペットショップでは生後4週間たらずの極端に幼弱な子うさぎを販売しているのを見かけますが、購入後の環境や食事の変化についていけず下痢を起こし死亡してしまうことも多いので、生後2ヶ月以上の子を選ぶようにしましょう。

良いウサギの選びかた

うさぎ どんな食餌をあげたらいいですか

基本的には市販のうさぎ用のペレットフードを1日2回ほぼ食べきるよう与えます。ペレットフードはうさぎにとってとても栄養バランスの良いものですが、本来牧草やワラのようなものを主食としている生き物なのでそれだけでは繊維質が不足してしまいます。その他に必ず乾燥牧草をケージの中に入れておいていつでも食べられるようにしておきましょう。また、野菜や果物、パンやうさぎ用ビスケットなども多少であれば与えても結構です。水は給水ボトルを備え付けておき、いつでも飲めるようたっぷりと与えておきます。


うさぎ どんな場所で飼えばよいですか
  できるだけ室内で飼うことをお勧めします。ホームセンターなどでうさぎ用のケージが販売されていますので、そちらを利用すると良いでしょう。うさぎは湿気と強い風には極端に敏感なので、窓の側やドアの側に置くのは禁物です。また、ストーブやエアコン、薄暗いところやテレビのすぐ側というのも避けましょう。これらの場所はウサギにとって非常にストレスとなり体調を崩す原因にもなります。ワラ、乾草等をしくとその吸水性と断熱性がうさぎにとって居心地の良い環境を作ります。毛布や布などを置くとかじってしまうコもいますので注意が必要です。

屋外で飼う場合、一番注意する点はすきま風と雨が入らないようにしましょう。扉は網張りにして南向きに置いてあげるのが理想的です。小屋は湿気を防ぐためと尿の処理を容易にするためにも脚をつけるか台の上に据えるなど高床式にするとよいでしょう。

 室内のケージでの飼育例
室内ケージの例

ケージ内に箱型の小屋を作り、中には乾燥牧草を入れてあります。屋根は平らで時々その上に乗って寝ています。角にトイレを置き、給水ボトルは大きめの物を使用しています。


うさぎ 家の中で飼っても臭くはないのですか
うさぎは一カ所に場所を決めて排泄をする習性があります。その習性を利用してケージの角にトイレを作ってあげるとその中だけで排泄をするようになるので、掃除もとても楽になりますし、室内で飼育しても糞尿の臭いはほとんど気になりません。トイレは台所の三角コーナーのような格好のもので、その中に入れるおがくずを固めて作った砂と共にホームセンターで売っています。小さいうちから行えばしつけはそんなに大変なものではありません。

うさぎ 日常の手入れについて
うさぎは基本的に一年に二度、体毛の生え替わりがあります。毛玉症の予防のためにもこまめにブラッシングする事をお勧めします。またケージ飼いの場合、爪が摩耗しにくいために爪の伸びすぎが起こります。家庭でも爪切りの習慣を付けることが必要ですが、深爪をすると痛みがあり出血しますので、最初は無理をせず病院で指導を受けると良いでしょう。

うさぎ 病気やケガをした時は…
食欲がない、元気がない、ケガをしたなどの時はお近くの動物病院で診察が受けるようにしましょう。しかし、すべての病院で受け入れてくれるわけではありませんのですべての動物病院で受け入れてくれるわけではないのであらかじめ問い合わせをしてから受診しましょう。病気になってからあわてて病院を探すのではなく、日常の管理や病気の予防などで普段から気軽に相談できるホームドクターを持つことをお薦めします。

うさぎ うさぎの抱き方
うさぎの抱き方 ウサギを抱く時は片手で首筋をしっかりとつかみ、反対の手でお尻を抱え込むようにして支えます。嫌がって抵抗したりする場合は、胸に抱え込んで頭と目はヒジで覆ってあげると良いでしょう。不安定な抱き方をしていると、ちょっとしたことでウサギがびっくりした拍子に暴れて落としてしまうことがあるので十分な注意が必要です。下ろすときは後脚からやさしく下ろしてあげてください。