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おしらせ
●高病原性鳥インフルエンザに感染した可能性のある動物の殺処理に携わる人員の防御に対するWHO暫定ガイドラインが整備された(WHO/WPRO、マニラ、2004年1月14日)

1.処分と輸送にあたる人員には以下のごとき個人防御具を適切に供与しなければならない。
 ・上下つなぎの作業服と不侵透性のエプロン、または、長袖のサージカルガウンと不透過性のエプロンの組み合わせによる防御服
 ・実験用のディスポーザブル手袋
 ・マスク:最低限、ぴったり合ったサージカルマスクが必要である。N95マスク1が利用可能な場合はそれが推奨される2
 ・ゴーグル
 ・消毒可能な長靴や防御用の靴カバー

2.感染した動物と密接に接触した人はすべて手を頻繁に洗わなければならない。処分・輸送にあたる人は作業後手を消毒しなければならない。

3.殺処分を行う場所の環境清掃は、上記と同一の防御方法によって行わなければならない。

4.感染した鶏や感染が疑われる農場への暴露を受ける人はすべて、ヒトインフルエンザと高病原性鳥インフルエンザの同時感染によりウイルス遺伝子の再構成が起こる可能性を最小限にするため、現在WHOの推奨するインフルエンザワクチンを接種していなければならない。

5.鶏の殺処分員、トラックの運転手、その家族に対してはさらに健康状態監視を行わなければならない。対象となる人々は、関連性のある健康状態の問題(呼吸器系症状、インフルエンザ様症状、眼の感染)がある際には医療機関を受診しなければならない。インフルエンザの重大な合併症に対してリスクの高い人(免疫抑制状態、60歳以上、慢性心・腎疾患)は、鳥インフルエンザの影響を受けた鶏を扱う仕事を避けるべきである。

6.感染の可能性のある物質を吸入するリスクが特にある人(農場での殺処理に従事する殺処分員や農業従事者)に対しては、抗ウイルス薬の予防投与が推奨される3

7.動物に暴露された労働者や獣医の血清学的サーベイランスが奨励される。

8.指定された検査施設と連携して、動物(鳥だけでなく豚も)の血液と死後の検体すべて(腸内容、肛門・口腔鼻腔ぬぐい液、気管、肺、腸管、脾、腎、脳、肝、心)を新種のウイルス分離の研究のために収集しなければならない。


註釈
1      アメリカ NIOSH認定のN95、ヨーロッパCE P2、ないしは同等品。
2003年のオランダにおける高病原性鳥インフルエンザの集団発生の際には、N95または同等の呼吸器系防御具が使用された。
アマンタジンとリマンタジンの場合:100mg、1日2回。リン酸オセルタミビル(タミフル):1日1回75mgカプセル1個、少なくとも7日間、最長6週間まで。